第三章 海洋情報ネットワーク
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第三章 海洋情報ネットワーク

鉱山会社ファルコン・マイニング社の一党支配に対抗し、海の公益を守る為、海洋情報データ共有サービスの構築を試みるが、自治体や企業の思惑に翻弄され、実現は困難を極める。ヴァルターとリズの関係も次第にぎくしゃくし、ついに喧嘩別れに。そこに又従妹を名乗るオリアナが現れ……。

生物冶金と新技術の意義 世界に可能性を知らしめる

採鉱プラットフォームでは海台クラストの本採鉱が始まり、安価で良質なニムロディウムが市場に出回れば技術のみならず政治経済にも大きな影響をもたらすのは必至だ。だが、採鉱事業の目的は莫大な利益をあげることではなく、世界に可能性を知らしめる事だった。

親は死んで子どもの血肉となる ~鮭の産卵より

サケの親の死骸は自然に腐敗して、卵が孵る頃には栄養豊かな食べ物になる。救われるのは稚魚だけじゃない、熊やキツネなど、冬を越した森の動物たちの食糧にもなる。食い散らかされた鮭の死骸は一つ残らず稚魚や動物の糧になり、川と緑を育むエネルギーに生まれ変わるんだよ。

失敗しても、己のプライドが傷つくだけ 

社会の知的基盤となる海洋情報ネットワークの構築に向けて、方々に働きかけるヴァルターだが、実現には程遠い。だがアルは、社会に問題提起すること自体に問題があると諭し、「失敗しても、せいぜい己のプライドが傷つくだけ」と励ます。

>海洋小説『曙光』MORGENROOD

海洋小説『曙光』MORGENROOD

宇宙文明の根幹を支える稀少金属ニムロディウムをめぐる企業と海洋社会の攻防を舞台に描く人間ドラマ。生きる道を見失った潜水艇パイロットと愛を求めるフォルトゥナの娘の恋を通して仕事・人生・社会について問いかける異色の海洋小説です。
Kindle Unlimitedなら読み放題。
Amazonの海洋学ランキングで一位を記録した異色作。

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